活動報告

苫小牧縄文会この一年のあゆみ

☆☆ 苫小牧縄文会「講演会」&「縄文の夕べ」☆☆

12月1日

12月1日(土)、恒例、苫小牧縄文会講演会と「縄文の夕べ」が同時開催されました。
 講演会は午後2時30分より、江別市郷土資料館文化財係長(学芸員)佐藤一志氏を迎えて行われました、
   
 テーマ『後北式土器と坊主山遺跡』〜まぼろしの標識遺跡

 土器の変遷が分る後北式土器と今日も利用されている豊富な粘土資源、後北式土器の発見され標識遺跡として貴重な坊主山遺跡が時の情勢から惜しくも消えゆく運命となった時代背景を説明、土器から古墳と豊富な資料の揃った江別市ではあるが札幌市のベッドタウンとして貴重な遺跡が残されることなく街造りが先行された経緯を語って頂きました。
引き続き場所をホテル於久仁に変え「縄文の夕べ」が行われました、次々と既存のホテルが消えていく苫小牧ですが夕べの様な会合を持つ会場も無くなってまいりました、宴会場を持つホテルはグランドホテルニュー王子だけとなり苫小牧縄文会にとってはチョット敷居も高く今年はホテル於久仁を会場としました、運営委員による事前の綿密な打合せもあり、料理には問題なく予算の割には豪華な宴を持てた次第です。
新会員の紹介や例年のように苫小牧縄文会の一年を振り返り、皆様持ち寄りのプレゼント交換会も盛況のうちに来年の抱負を語り合いながら楽しい一時を過ごしました、会員の皆様より講演会は10〜11月に縄文の夕べは11月下旬にと云う希望があり来年は希望に沿って多少時期の見直しをと考えております。


講演会には市民が21名も参加頂きました
新会員です、例会で熱心に縄文学習に参加頂いてます
乾杯の椎名会員

☆☆ 美々坂遺跡発掘ボランティア ☆☆

10月5日〜13日

 かねてより苫小牧市博物館赤石主査より相談の有った美々坂遺跡発掘ボランティアが始まりました。 今年は先ず堆積された土砂の中からの遺物の選別です、10月5日(金曜日)2名の参加者が博物館から出発現地へ、6日は6名と、12日・13日までの4日間の延べ15名が参加し調査が開始された。 現場は国道36号線の丹内商店交差点、史跡美々鹿肉缶詰工場跡に近い丘陵部で、美々川にも近く、古くから遺跡のが多く確認されている地域である、丘の上に立つと、後ろは森前面は美々川とその氾濫域が広がり、南側に大きく開けた土地である。 数年を掛けての調査となるようであり、赤石主査の思い入れも強く、今回はボランティアとして苫小牧縄文会に協力要請がありました。 現場は勾配のきつい斜面で、私にとっては初めての発掘調査への参加、1日目の作業が終わると普段使わない内転筋がバンバンに張り、翌日は屈むのもやっとという状態で何とか4日間のボラが終わりました。 作業は1日目から遺物が現れる、土器片・黒曜石片・丸く磨かれた石(波、又は流れにより丸くなった石)と、教科書通り火山灰上の黒土層からで、ほとんどが擦文土器の破片ということで擦文時代の遺跡のようである。 この時代になると土器の作りが極めて精巧な事がわかる、肉厚も一定で厚さも薄いように感じ、回転台の使用そして擦文(木ヘラで摺った模様)が明確に施されている。
 今年は掘削土中の遺物調査でしたが来年度は実際の発掘調査が予定されております、多くの会員の参加を期待しておりますが、斜面と云う事も有り体力は必要かと。
ここが遺跡です

お握り屋を目印に

鏃 頁岩製

3〜4cmの大きさですが形は素晴らしい

土器片 擦文文様が

くっきりと、木ヘラ等でこすった文様であることがはっきり分る